2005-09-11
携帯電話で英語学習 #

携帯電話の横蓋を開け、16メガバイトのメモリを取り出し、代わりに音声ファイルを保存してある、256メガバイトのメモリに差し替えた。それからイヤホンを接続した。携帯電話の音声ファイル再生ソフトを起動すると、イヤホンから音が漏れてきた。あわてて、イヤホンを耳の穴に押し込む。

家庭用電気製品の技術に疎いので、他の携帯電話がどうなのか知らないが、ともかく私が所有している携帯電話は、音声再生器として使用できる。古代でいうところのウォークマンである。現在のウォークマンがどうなっているかは知らない。電気製品のほかに音楽にも疎い。最後に聞いた音楽は君が代である。

この音楽再生器の用途は、なんとまあ恥ずかしいことに英語学習である。English Study である。Make Drama である。通勤途中に英語を聴き続ける、もとい聞き続けることによって、英語を聞き取る技能の向上を目論んでいるのである。

教材として選ばれたのは、アメリカの報道番組を録音したという、コストがほとんどないにも関わらず、1200円の定価をつけ、かつ書籍扱いなので定価売りとなっている英語教材CDである。流通コストであろう。意外と安くて驚いた。メモリとイヤホンを合わせても1万円以下である。新しく音楽再生器を購入するよりも、携帯電話を増強するほうが安上がりである。

何かを学習すると、早速試したくなるものである。しかし、身近に気軽に話せる外国人がいない。道行く人に突然話しかけられるような勇気も、信用できそうな風体も持ち合わせていない。そこで、専門のサービス業者に頼って、難なく外国人と話す機会を得ることができた。餅は餅屋である。

「シャチョウサン、ノメ、ノメ」と言われながらビールを飲む。気を使って日本語で話しかけてくれるようだ。携帯電話英語学習の成果を今こそ発揮しなければならない。「Rice cake is a rice cake shop(餅は餅屋)」と言ってみたが、相変わらず「シャチョウサーン」と酒を勧められる。アメリカ英語なので圏外では通じないらしい。

ふるかわとおる
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